小瀬鵜飼一千有余年の歴史

 鵜飼の歴史はきわめて古く、正倉院に残る奈良時代の戸籍に、既に『鵜飼』の名が登場することなどから、この頃から既に行われていた漁法だと考えられています。

 

鵜飼は、朝廷をはじめとする時の権力者の保護を受けて来ました。

『鵜匠』の命名は織田信長によるものと言われ、又、徳川家も苗字帯刀御免等の待遇を与えていました。

 

そして明治23年には宮内省に属することとなり、現在に至るまで小瀬の鵜匠は宮内庁式部職の鵜匠として宮中の御用を続けると共に、伝統的な漁法を守り続けています。

 

静寂の中、清流の心地よい瀬音を聞きながら船は動きだします。

かがり火の灯りだけに照らされながら、鵜は鵜匠の『ホウホウ』という掛声に励まされ、次々に水中に潜っては魚を捕えます。

 

小瀬鵜飼の圧巻は『狩り下り』で、手縄で操られている鵜が間近にご覧頂けるのと同時に、鵜匠の巧みな手縄さばきも十分に堪能して頂けます。岸に屋形船を留めた後には、目前を鵜船が通る『付け見せ』も行われます。

お知らせ


小瀬鵜飼の船頭募集!!

 伝統ある小瀬鵜飼の船頭になりませんか?

 

 小瀬鵜飼では鵜飼観覧船の船頭を募集しています。

 ですが、、、船頭の仕事って何?と思われる方も多いと思います。

 そこで、今年は船頭に興味がある方を対象に鵜飼観覧船船頭の体験会及び

船頭研究の説明会を開催します。

 鵜舟や観覧船を操船する船頭は、鵜飼にとってなくてはならない存在です。

 船頭の仕事や伝統文化に興味ある方の参加をお待ちしています。

 

☆体験会・説明会

日  時:令和4年7月31日(日) 10:00~12:00

場  所:小瀬鵜飼観覧船事務所集合(関市小瀬76番地3)

参加資格:45歳以下で、関遊船株式会社で船頭として働いてみたいと思っている方。

内   容:鵜飼観覧船の操船体験、船頭の仕事の説明など。

  体験会に参加したうえで、今後の船頭の研修を受けていくかどうかを決めていただきます。

持 ち 物:動きやすい服装、運動靴、タオル、帽子、飲み物、マスク等。

募集人数:若干名。多数の場合は抽選。

応募期限:令和4年7月24日(日) 

応 募 先:関遊船株式会社に電話にて申込TEL:0575-22-2506

主  催:「長良川の鵜飼漁の技術」保存活用協議会/共催:関市

 

<ご予約・お問合せ先>

関市役所協働推進部文化財保護センター

℡0575-45-0500 fax0575-46-1221 担当:森島

関遊船株式会社 〒501-3265 関市小瀬76-3

℡0575-22-2506 fax0575-23-7980 担当:永田


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